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CASE24/8/1までの世界のWeekly News
ここでは世界の報道されているニュースの中で弊社が気になった記事をピックアップします。(元サイトは主に英語です)
トランジションミネラル
ロイター - https://www.reuters.com/world/us-says-start-new-china-tariffs-will-be-delayed-by-least-two-weeks-2024-07-30/
米国、中国への新関税措置の開始を少なくとも2週間延期すると発表
米通商代表部は火曜日、電気自動車とそのバッテリー、コンピューター・チップ、医療製品など、一連の中国からの輸入品に対する米国の急な関税引き上げを少なくとも2週間延期すると発表した。
ロイター - https://www.reuters.com/markets/commodities/solvay-aims-produce-30-eus-needs-critical-components-evs-wind-turbines-2024-07-31/
ソルベイ、中国への依存低減のため欧州にレアアースを供給へ
ベルギーの化学品グループであるソルベイは、中国への依存を減らすため、フランスの工場を改修し、EVや風力タービンに使用される永久磁石用のレアアースをヨーロッパに供給することを目指すと述べた。
ブルームバーグ - https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-26/indonesia-trying-to-cut-china-stakes-in-new-nickel-projects-ft?embedded-checkout=true
インドネシア、新たなニッケル・プロジェクトで中国出資の削減を試みる、FT報道
フィナンシャル・タイムズ紙は、この問題に詳しい人物の話として、インドネシア政府は、ニッケル産業がアメリカ政府の補助金を受けられるようにするため、新規のニッケル・プロジェクトにおける中国の参加を減らそうとしていると報じた。
ブルームバーグ - https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-25/cash-hungry-canadian-miners-test-grey-area-of-anti-china-m-a-rules?embedded-checkout=true
資金に貪欲なカナダ鉱山会社、反中国M&A規制のグレーゾーンに踏み入る
カナダが同国の鉱業部門への外資参入を制限してから約2年が経過し、鉱物の探鉱業者や開発業者はどこまで規則に縛られずに済むかの限界を試そうとしている。
Global Witness - https://www.globalwitness.org/en/blog/green-ambition-questionable-track-records-who-are-eus-strategic-partners/
グリーンな野心、疑わしい実績:EUの戦略的パートナーとは?
EUは鉱物資源の豊富な国々と戦略的パートナーシップを結び、移行期の鉱物資源の供給を確保しようとしている。しかし、そのグリーンな野心は判断を鈍らせてはいないだろうか?
エコノミスト誌 - https://www.economist.com/china/2024/07/28/china-is-itching-to-mine-the-ocean-floor
中国は海底の採掘にうずうずしている
海底にはニッケル、銅、コバルト、マンガンの塊が何兆個も散らばっている。これらの「重要鉱物」は、世界経済の電化と化石燃料への依存度削減のために大量に必要とされている。しかし、国連の一部である国際海底機構(isa)は、どのように採掘を規制すべきか、まだ結論を出していない。一部の環境保護団体は、全面的な禁止を望んでいる。深海採掘の支持者と批判者は、7月29日から8月2日にかけてジャマイカで開催されるisaの会合で、これらの問題について意見を交わしている。160余りの参加国の中で、中国ほどその結果に関心を持つ国はないだろう。
Mining Weekly - https://www.miningweekly.com/article/opinion-digging-for-common-ground-digging-for-common-ground-navigating-the-mining-of-critical-minerals-and-the-impact-on-indigenous-people-navigating-the-mining-of-critical-minerals-and-the-impact-on-indigenous-people-2024-07-30
オピニオン:共通の基盤を求めて:重要鉱物の採掘と先住民への影響を考える
この記事の中で、紛争管理と開発の実践者であるコンセントリック・アライアンス(CA)のエグゼクティブ・ディレクター、レノシ・モカテ博士とシニア・アソシエイトのラマビナ・マハパは、重要鉱物の権益を持つ鉱山会社は、バリューチェーンとその資産(施設)の寿命期間、いかにして(関係のある)あらゆる地域の先住民族と関わり、先住民族にも理解・参加してもらう最善の方法を考える必要があるかということを書いている。
ローウィー研究所 - https://www.lowyinstitute.org/the-interpreter/charging-europe-s-bid-renewable-energy-independence
充電する:再生可能エネルギーの自立を目指すヨーロッパ
先週、世界のリチウム市場がまた一歩変化した。その最終目的とは、進化し続けるデジタル経済を支える「ホワイトゴールド」である重要鉱物の生産において、中国からの独立性を高めることである。この取引はベオグラードにおいて署名されたが、広範囲に波紋を広げるだろう。セルビアと欧州連合(EU)は、重要鉱物および金属に関する協議に続き、リチウムに関する新たなパートナーシップ協定に調印した。持続可能な(社会に向けた)鉱物の生産、バッテリー製造、電気自動車に関するEUとセルビアの覚書により、セルビアは重要なサプライチェーンに関する協定を欧州単一市場と結んだ12番目の国となった。
生物多様性
Phys.org - https://phys.org/news/2024-07-demand-metals-minerals-energy-transition.html
クリーンエネルギーへの移行に必要な金属や鉱物の需要増大により、4,000以上の生物種が危険にさらされる、との研究結果
採掘や採石、石油やガスの掘削など、世界中の鉱物採掘によって4,642種の脊椎動物が脅かされていることが、新たな調査によって判明した。
フィナンシャル・タイムズ紙 - https://www.ft.com/content/338dd196-8605-4d28-af8d-4faf5c8f7cb6
ビジネススクールにおけるケース・スタディ:生物多様性ボンドは自然生息地を救えるか?
紛争から和平へ向かうコロンビアの環境保護を目指す先駆的な取り組み
カーボン・パルス -https://carbon-pulse.com/308580/
研究:生物多様性クレジットのある測定方法が勢いを増す自然を測定する単一のアプローチが、開示、目標、生物多様性クレジット市場に有効な中核的手法として台頭しつつある、と研究者たちは記事の中で述べている。
ガーディアン紙 - https://www.theguardian.com/environment/article/2024/jul/31/scientists-propose-lunar-biorepository-as-backup-for-life-on-earth
科学者たち、地球上の生命の "バックアップ "として月面生物貯蔵庫を提案
専門家は、生物多様性を保護するためには、気候変動やその他の陸上事象の影響を受けない施設が必要であると述べている。
IUCN - https://iucn.org/news/202407/new-state-worlds-mangroves-report-underscores-critical-links-biodiversity-climate-and
新たな「世界のマングローブの現状」報告書、生物多様性、気候、地域社会との重要なつながりを強調
100以上の政府・非政府組織とIUCNからなるグローバル・マングローブ・アライアンス(GMA)が作成した「世界のマングローブの現状2024」報告書は、マングローブの貴重な生態系を保護するための最新の科学的進歩と政策努力を包括的に評価したものである。また、国や世界の生物多様性や気候に関する目標に貢献している60以上のケーススタディや現地調査の事例も紹介している。
食料安全保障/農業生産
France 24 - https://www.france24.com/en/video/20240725-report-hunger-affects-1-in-5-people-in-africa-as-climate-change-conflict-takes-toll
報告:アフリカでは5人に1人が飢餓状態に 気候変動と紛争がもたらす影響
2030年までに世界の飢餓をなくすという目標の達成はますます不可能になりつつあり、慢性的な飢餓に苦しむ人々の数は昨年とほとんど変わっていないと、国連の報告書が水曜日に発表した。世界の食料安全保障と栄養に関する年次報告書によると、紛争、気候変動、経済危機の影響を受け、2023年には約7億3300万人が ー 世界中で11人に1人が、アフリカでは5人に一人が ー 飢餓に直面したという。国連食糧農業機関のダヴィド・ラボルド農業食糧経済部長がFrance 24のインタビューに応じ、報告書について語った。
VOA - https://www.voanews.com/a/climate-change-imperils-drought-stricken-morocco-s-cereal-farmers-food-supply/7712063.html
気候変動が干ばつに苦しむモロッコの穀物農家と食料供給を脅かす
黄金色に輝く小麦畑は、モロッコではもはやかつてのような豊かな恵みを生み出すことはない。6年にわたる干ばつは、人間や家畜の飼料となる穀物や穀類を栽培する農家を含め、国の農業部門全体を危機に陥れている。
アルジャジーラ - https://www.aljazeera.com/news/2024/7/24/drive-to-eliminate-global-hunger-by-2030-has-stalled-un-warns
2030年までに世界の飢餓をなくそうとする動きは停滞している、国連が警告
国連の報告書によれば、紛争、気候変動、経済危機により、2023年には約7億3300万人が飢餓に直面したという。
ブルームバーグ - https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-24/un-seeks-136-5-million-to-help-drought-victims-in-malawi?embedded-checkout=true
国連、マラウイの干ばつ被害者救済に1億3650万ドルを要求
国連は、アフリカ南部の国でエルニーニョによる干ばつの影響を受けている470万人のマラウイ人を支援するため、1億3650万ドルを求めていると発表した。
ブルームバーグ - https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-30/french-farmers-facing-catastrophic-harvest-seek-state-help?embedded-checkout=true
「壊滅的な」収穫に直面するフランスの農家、国の支援を求める
フランスの農家は、大雨のために今年の小麦の収穫が少なくとも過去10年間で最低となる危険性が高いとして、政府に財政援助を要請している。
ブルームバーグ - https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-29/what-does-la-nina-mean-for-agricultural-markets-cocoa-coffee-sugar-changes?embedded-checkout=true
ラニーニャの再来で昨年の農作物の大混乱は収束か?
今年後半にはラニーニャ現象が発生し、過去10年間で最も強いエルニーニョがもたらした農業への壊滅的な影響を緩和する可能性がある。
ロイター - https://www.reuters.com/markets/commodities/crop-watch-rain-needed-fend-off-heat-driven-yield-losses-2024-07-29/
作物ウォッチ:暑さによる収量減を食い止めるには雨が必要
先週は、米国作物ウォッチによればトウモロコシと大豆の生育期で最も乾燥した週となったが、ほとんどの地域が快適な気温に恵まれたため、収量予想はほぼ維持された。
CNN - https://edition.cnn.com/2024/07/30/economy/produce-prices-extreme-heat-waves/index.html
記録的な猛暑で野菜や果物の値段が高騰へ
米国ではインフレ率が40年ぶりの高水準を記録して以来冷え込んでいる一方で、外気温は上昇を続けている。