CASE事例
データの提供
CASEソーシャル・ライセンス・プラットフォームの事例
資金提供者
英国外務・英連邦・開発省 (FCDO)
パートナー
Landesa*
内容
土地に投資するビジネスと、コミュニティ・エンゲージメントのような社会的・環境的サービスを提供する現地の優良業者を結びつけるためのプラットフォームを構築しました。このシステムは、国内外の企業・投資家がプロジェクトを投稿すると、プラットフォーム側が、その土地のコミュニティと関わりの深い団体の紹介、Landesa(地権の専門家)とTMPの技術専門家による団体への教育・研修などを行います。そうすることで企業・投資家が最短で最小の予算でプロジェクトを実行できるサポートをしています。
TMPはウェブサイトを構築し、ユーザーのデューデリジェンス、トレーニング、ヘルプデスクサービスを提供するためのシステムを開発しました。また、国際的な企業やネットワーク、タンザニア、ウガンダ、コートジボワールを拠点とする企業との連携を開始し、主導しました。
主な成果
このプロジェクトは、国際的なアグリフード企業や投資家をサプライチェーン全体にわたってサービス・プロバイダーに繋げることに成功し、コートジボワールでは森林再生への取り組みを、タンザニアでは零細農家を国際的なサプライチェーンに組み込むことに成功しました。 パンデミックにより、ソーシャル・ライセンス・プラットフォームの目標達成のための渡航や配送ができなくなるという深刻な問題に直面したにもかかわらず、プロジェクトは2022年にFCDOからAの評価を受けました。
重要な教訓
企業や投資家は、責任を持って事業を行っている企業であっても、アフリカに対しては、リスクを避け、新しく事業を行うことに対して警戒心を抱きます。こうした障壁を克服するには、先進国市場に所在する信頼度の高い非営利機関のようなところの介在が必要です。そうすることで安心して新しいプロジェクトに参入できるようになります。地元の小規模な組織に対してデューデリジェンスを実施し、強固な協定を結ぶための方法を学びました。現在でも、多くの企業や資金提供者に必要とされているスキルです。
評価
FCDOからAの評価を受けた(ソーシャル・ライセンス・プラットフォームが機能していた間は、A++とA+の評価を受けた)