CASE事例
データの提供
CASEコミュニティの関与と権限委譲への直接資金提供の事例
資金提供者
The Mott Foundation (モット財団)
パートナー
Namati*(ナマティ)
ABN AMRO*
内容
グローバル企業や慈善団体からの金銭的支援を活用して、民間投資でコミュニティの能力の強化を目的とした、支援(法的支援や技術的指導など)と資金を提供する仕組みを設計しました。この仕組みは中立な仲介者として機能させ、コミュニティからの支援要請に迅速に対応できる体制を作ることです。そして企業とコミュニティが信頼と情報に基づく建設的な関係を構築するのを支援します。しかし多くのコミュニティは、ビジネスやビジネス支援のプロセスを信頼していない現実があります。そのため多種多様な企業からの金銭的支援を求め、独立したガバナンス構造を維持することでコミュニティへのビジネスやビジネス支援のプロセスに対する透明性や信頼価値を上げていきます。
主な成果
システムは、ABN AMRO、ユニリーバ、バリー・カレボー *、ハイネケン、KPMG、 FMO を含むいくつかの有力な企業や慈善寄付者から支援を受けました。実装準備のためのロードマップを設計しました。その後、Namati がプロジェクトを独立して引き継ぎましたが、その過程で勢いを失いました。このことから支援企業や NGO が私たちに対して信頼を持っていたと言うことを示しています。
重要な教訓
グローバル企業は、関与するコミュニティに対し直接的に支援する手段を求めています。専門知識を深める費用効率の高い手段の一つとして、異なるステークホルダー間の協力による信頼の向上、情報のギャップの補填などがあります。適切な人材が組み合わされれば、その可能性は広がっていきます。